小林耳鼻咽喉科内科クリニック     TEL:03-3712-4970
鼓膜チューブ留置術                                 

 

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滲出性中耳炎に対する「鼓膜チューブ留置術」

鼓膜穿孔のない滲出性中耳炎は鼓膜の内側の中耳腔に炎症性の浸出液がたまり難聴をきたす中耳炎です。滲出性中
耳炎は自然に治ることも多いのですが、時に治りにくい状態になることがあります。難治性の滲出性中耳炎では鼓膜
チューブ留置術が行なわれます。鼓膜切開の後鼓膜チューブを挿入することにより、中耳腔の換気状態を改善し滲出性
中耳炎の改善を目指します。成人は外来で局所麻酔下に行ないます。小児では全身麻酔下で行ないます。この場合
でも日帰りで可能です。

 

手術名 鼓膜チューブ留置術
対象となる疾患 滲出性中耳炎・反復性急性中耳炎
目的 中耳腔の換気を改善し、中耳貯留液を消失させる
適応 3ヶ月以上改善しない場合 難聴の高度な場合 鼓膜変化が高度な場合 反復性急性中耳炎
麻酔 成人は局所麻酔。小児・乳幼児は全身麻酔
基本手術手技 手術用顕微鏡で鼓膜を明視下に鼓膜切開を行いチューブを挿入する。
手術時間 5~10分
合併症 耳漏反復(3.5~50%) 鼓膜永久穿孔(1~30%) 鼓膜の萎縮(1~18%)・硬化(42~52%) チューブ鼓室内脱落(0.1%)
術後の生活上の注意 生活の制限はなし。入浴は可。水泳に関しては一定の見解はないが、基本的には可。
成績の評価 チューブ留置中の聴力改善 チューブ抜去後の滲出性中耳炎の再発率
当院での手術件数 24件(サージセンターで平成12年~18年に行なった全身麻酔による小児例) 17件(平成19年度外来成人)
手術のグレード A~B
保険点数 3134点(片側)
備考 難治性中耳炎治療のゴールドスタンダードとされるが、最近の再評価では効果は限定的という研究報告がある。
備考2 チューブにはさまざまあり、一過性に挿入するものや、長期に留置するものがある。