小林耳鼻咽喉科内科クリニック     TEL:03-3712-4970
めまい診療のながれ

 

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めまい診療には3つのSTEPがあります

 

 

めまいの診療はひとつひとつ段階を踏んで行われます。それは大きく3つのSTEPに分かれています。
その流れが問診・検査・診断の3つのSTEPです。その流れに沿って適切な治療が行われることになります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

めまい診療のSTEP1
めまいの診療は患者さんから詳しくめまいのお話を伺うことから始まります
めまいの診断にはめまいの経過を知ることが欠かせません。
問診はめまい診療の第1歩です。
めまいの問診のポイントをあげます。

■めまいの性状 □回転性(グルグル回る) □浮動性(ふわふわ) □立ちくらみ・眼前暗黒感
            □ものが揺れて見える □歩行時のふらつき・転倒・かたより

■めまいの起こり方 □突然起こる(自発性) 
           □誘発されて起こる(誘発性)
                 □頭位変換 □体位変換 □起立 □頸部捻転

■めまいの経過 □単発性 □反復性 □進行性

■随伴症状 □蝸牛症状(難聴・耳閉感・耳鳴り) □悪心・嘔吐 □頭痛・肩こり 
         □神経症状(しびれ・麻痺・意識障害など)

■今までに罹った病気・服用薬物・職業など

的確にめまいの経過を医師に伝えることが効率よい診療に結びつきます

 

 

 

 

 

 

 

 

めまい診療のSTEP2

問診からの情報を元に診断への道筋を見つけ
検査を行い診断を確定させます

めまいの検査にはそれぞれ意味があり、
それを理解することは検査を受けるために不可欠です。

めまいの検査にはそれぞれ意味があり、それを理解することは検査を正しく受けるために不可欠です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

平衡機能検査は体のバランスを保つ仕組みが
正しく働いているかを調べる検査です
平衡機能検査はめまいの診断に最も重要な検査です。

重心動揺検査 立った時の体のふらつきを計測し、コンピュータで解析する検査です。

眼振検査  めまいの時には眼振と呼ばれる眼球運動の異常が起こります。
         当クリニックでは最新の赤外線CCDカメラを用いて眼振を観察記録します。

電気眼振図  眼振の動きを脳波のように電気的に記録する検査です。
           様々な刺激を加えた検査が可能になります。

視標追跡検査 目の前のゆっくりと左右に動く視標を眼で追う検査です。
           小脳に異常があるとうまく指標が追えなくなります。           

視運動性眼振検査 次から次に目の前を通り過ぎる指標を眼で捉える検査です。
              脳幹に異常があるとうまく指標が捉えられなくなります。

温度眼振検査 外耳道に冷水を入れると一過性にめまいが起こります。
           これは生理的な現象で温度眼振反応といいます。
           反応が起こらない場合三半規管に異常があることがわかります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

耳から起こるめまいの場合には難聴の有無はめまい診断に重要です。
基本的な聴覚検査である純音聴力検査を行い難聴の有無を確認します。
純音聴力検査とは
1)最も基本的な聴力検査で、難聴が疑われるときは必ず行ないます。
2)難聴の程度と難聴のおおまかな障害部位がわかります。
3)125Hz~8kHzの7つの音を用い、聴こえる最も小さい音の値(閾値)を測定します。
4)気導聴力検査と骨導聴力検査があります。
気導聴力検査とは

1)気導レシーバーをヘッドホーンのように耳に当てて検査を行なう。
2)音は鼓膜経由で検査される。
3)気導聴力検査の結果が難聴の程度を表す。


気導レシーバーをつけたところ

骨導聴力検差とは

1)骨導レシーバーを耳の後ろの骨の部分に当てて検査する。
2)内耳蝸牛の音の感覚細胞に直接音が伝わる。
3)内耳蝸牛の聴力を検査する。

 

骨道レシーバーをつけたところ

 

聴力図(オージオグラム)とは
1)気導聴力検査と骨導聴力検査の結果を左右別に示したグラグを聴力図(オージオグラム)という。
2)気導聴力検査の結果が難聴の程度を表す。
3)気導聴力検査結果と骨導聴力検査の結果の組み合わせで難聴の障害部位が大まかにわかる。

 

 

 

 

 

 

 

 

めまいの患者さんに行なう画像検査には主に3つあります

①CT断層撮影
脳血管障害(脳梗塞・脳出血)や脳腫瘍など、めまいの原因となる中枢性疾患の診断に
きわめて有用です。検査時間は10分程度です

②頚椎単純撮影
頸部の状態は体のバランスに影響を与えます。頚椎のレントゲン撮影を行い、
頚椎に変形などがないかを確認します。

③耳の単純撮影
耳の聴こえの神経に発生する腫瘍(聴神経腫瘍)のスクリーニングに行なうのが
耳の単純撮影検査です。

めまいの診療で血液検査を行なう目的

①貧血などによる立ちくらみ・ふらつきの診断のための赤血球数やヘモグロビン測定
②動脈硬化などのリスクファクター検査(総コレステロール・中性脂肪など)
③糖尿病診断のための血糖・HbA1c測定
④梅毒性内耳障害が疑われるときの梅毒血清検査
⑤前提神経炎などのウイルス性疾患が疑われるときのウイルス血清検査
⑥その他、必要に応じていくつかの血液検査を行なうこともあります。

 

めまい診療における心理検査の意義

めまいの発症にストレスが関与していることはよく知られていることです。ストレスの
影響は患者さん一人一人により異なり、それは患者さんの気質・体質・性格などの違いが
もたらすものです。それらをきちんと把握するために心理検査は有用です。心理検査には
いろいろのものがありますが。当クリニックではいたずらに複雑な検査をおこなわず、
コーネル大学が開発した健康調査票の日本語版を用いています。この健康調査票は患者
さんの身体的・精神的自覚症状をチェックし、心身の状態を把握することができます。
それらはめまいの治療に有用な情報を提供してくれます。

 

 

 

 

めまいの診療STEP3

診断が確定すると治療計画がたてられます。
その前にしっかりと医師の説明をうけましょう。

インフォームド・コンセントが当たり前と考えられる時代です。しかし、皆さんは
きちんと医師から説明をうけていますか?小林耳鼻咽喉科内科クリニックでは
患者さんにめまいに関して正しく説明をすることを最大のめまい診療の理念と
しています。

■診断 □その根拠 □確定なのか、疑いなのか

■原因・病態 □原因ははっきりしているのか 
         □病態はきちんと理解できているか

■治療 □どんな治療法があるのか
      □治療の根拠は □根拠のレベルは

■今後 □どのような経過が考えられるのか
      □病気は治るのか □進行するのか