医院概要

医院名 医療法人社団育謙会
住所 〒153-0064 東京都目黒区下目黒6-18-26
休診日 水曜午前 土曜午後 日曜祭日 休診
TEL 03-3712-4970

小林謙院長は耳鼻咽喉科専門医、めまい専門医として高度な専門医療を実践しています。

お知らせ
topics
小林耳鼻咽喉科内科クリニック(めまい・耳鳴り)
小林耳鼻咽喉科内科クリニックサージセンター短期滞在手術

めまいの専門診療

耳鳴り診療について

  めまいのない快適な日々が私たちの願いです・・・

小林耳鼻咽喉科内科クリニックでは、めまい診療の理念に基づき日本めまい平衡医学会専門会員である院長を中心にめまい患者さんの診療を実践しています。

めまい専門外来受診案内

手順1 診療の電話予約

診療の予約を小林耳鼻咽喉科内科クリニック受付でお取りください。

電話予約:03-3712-4970

  予約受付時間

【月・火・木・金曜日】午前9時から12時30分 午後3時30分から6時30分
【水曜日】午後3時30分から午後6時30分                                                【土曜日】午前9時00分から12時30分 
めまい専門診療は水曜午前を除く月~土曜日に行なっています。土曜日は午前中のみです。

手順2 問診票の記入

手順2 問診票の記入

診療の前に問診票をはじめとするいくつの質問票にご記入をお願いしています。
診察を効率よく進めるためにあらかじめ問診票などを印刷され、ご記入のうえ診察日にご持参ください

  • 問診票はめまいの経過、症状の内容、医療機関の受診歴、めまい以外の病歴をお聞きするものです。
  • めまいアンケートはめまいの生活への影響度やめまいの症状の強さをお聞きするものです。
  • 健康調査票は心身のバランスをチェックするものです。
めまい問診票
めまいアンケート
健康調査票

手順3 診察当日

  • 診療当日は予約時間の15分程度前にご来院ください。来院されたら受付にお申し出ください。
  • 診察の状況により診察開始時間が多少前後することがあります。あらかじめご了承ください。
  • 診察の状況により初めに必要な検査を行う場合があります。あらかじめご了承ください。
  • 診療は原則として保険診療です。必ず保険証をご持参ください 。
  • 保険証をご持参されませんと、自費診療扱いとなります。
  • 予約のキャンセル、変更の場合には受付にお電話をくださるようにお願いします。

3つのめまい診療の理念

第1の理念 めまいの適切な初期診療

数多いめまいの原因となる病気を初診時に的確に診断することが大切です。特に脳血管障害によるめまいは頻度が5%程度とはいえ迅速な診断治療が不可欠です。小林耳鼻咽喉科内科クリニックでは神経内科専門医と連携して脳血管障害によるめまい診療の充実を図っています。

第2の理念 めまいの高度な専門診療

メニエール病や発作性頭位めまいなど耳の病気で起こるめまいには専門的な治療が必要で、めまい専門医の力量が最も発揮される分野です。めまいの治療には薬物療法・理学療法・手術療法などがあり、小林耳鼻咽喉科内科クリニックではすべての治療を万全の体制で行っています。

第3の理念 慢性めまいの綜合的診療

慢性のめまいは原因が複雑で多くの医療機関で治療に苦慮しています。小林耳鼻咽喉科内科クリニックではこのようなめまいの診断と治療を的確に行っています。薬物療法だけでなく理学療法・心身医学療法など独自の綜合的診療プログラムを行っています。

まいに関する3つの誤解

第1の誤解 めまいは頭の病気で起こる

めまいの半数以上が耳の病気が原因であり、脳の病気で起こるめまいは5%程度で頻度の高いものではありません。多くの方は、めまいが起こるとそれは頭の中の病気で起こったと考えるのですが、めまいの大半は耳の病気で起こります。

第2の誤解 めまいといえばメニエール病

めまいが起こるとすぐにメニエール病と診断されることは誤りです。メニエール病の頻度は10%程度です。めまいは体のバランスを保つ仕組みの異常により起こります。めまいを引き起こすメカニズムは複雑でめまいの原因はさまざまです。

第3の誤解 めまいの専門医はだれか

めまいの患者さんは複数の医療機関を受診する傾向があります。一般の方はめまいは内科で扱う病気と考えています。大学病院などのめまい専門外来は耳鼻科に付属しています。めまいの専門医とは誰なのでしょう。「初診のめまい患者を何科が診るべきか」の質問に対し、内科医・脳外科医 は耳鼻科と答え、耳鼻科医は内科と答えています。このように診療する側にもめまいに対する混乱があるのです

まい診療のながれ

原因が複雑でさまざまなめまいを的確に診断治療するために一定の手順で診療を行います。めまいの診療は①問診②検査③診断④治療の手順で行われます。この手順を滞りなく行ない、院長をはじめすべてのスタッフが患者さんのめまいを治療し、苦痛を和らげるべく最善の努力をいたします。

問診は診断の一里塚

めまいの経過を知ることは診断の一里塚であり要です。そのためには問診が大切です。短時間に効率よく問診を行うためにあらかじめ質問表へにご記入をお願いしています。

検査から診断へ

検査から診断へ

診断を確定させるために一連の検査を行います。初診時にすべてのめまいの患者さんに行う検査(必須検査)と必要な患者さんにのみ行う検査(選択検査)があります。

  • 必須検査は身体のバランスの状態を調べるための平衡機能検査が中心となります。 
  • 必須検査には①赤外線CCDカメラによる眼球運動の観察②電気眼振図③回転検査④視標追跡検査⑤視運動性眼振検査⑥重心動揺検査があります。
  • 平衡機能検査のうち温度眼振検査は選択検査となります。
  • 選択検査には①聴覚検査(純音聴力検査・チンパノメトリー・自記オージオ検査・SISI検査・語音聴力検査)②画像検査(頸椎レントゲン検査・頭部CT検査 耳単純撮影)④血液検査(貧血と成人病のリスクファクターなど)があります。            検査の詳細はこちら                                                                  

診断から治療へ

検査結果をもとに診断を確定させます。場合によってはさらに幾つかの検査が必要なこともあります。また診断のために経過観察を行うこともあります。小林耳鼻咽喉科クリニックでは厚生労働省研究班による診断基準・日本めまい平衡医学会めまい診断基準化のための資料・米国耳鼻科学会診断ガイドラインに基づき診断を行っています。

めまいの診断名

  • 末梢性めまいとは耳の病気でおこるめまいです。
  • 末梢性めまい:①メニエール病良性発作性頭位めまい前庭神経炎④突発性難聴⑤内耳炎⑥遅発性内リンパ水腫⑦外リンパ瘻⑧薬物性前庭障害⑨内耳梅毒⑩ハント症候群⑪その他
  • 中枢性めまいとは頭の病気でおこるめまいで、脳血管障害(脳梗塞・脳出血)や脳腫瘍でおこるめまいです。
  • その他のめまいのめまいには血圧異常によるめまい(起立性調節障害)・頸性めまい・心因性めまいなどがありす。
  • 診断名を理解することはとても大切です。小林耳鼻咽喉科内科クリニックでは診断名を正しく患者さんにお伝えすることが大切と考えていますします。

治療の考え方

検断の後治療方針が決まります。治療は様々で患者さん個々の病態を考え治療法を選択します。

  • めまい治療の中心が薬物療法です。疾患と病態に適した薬物を選択します。
  • 近年注目されている治療法が理学・運動療法です。ストレッチ、リハビリ(平衡訓練・バランス運動)などがあります。
  • めまいはストレスとの関連が深く、ストレスマネージメントは重要です。心身医学療法として自律訓練法や誘導視覚化法などを治療法を導入しています。
  • 生活習慣を改善などの生活指導によりめまいを軽減させることも少なくありません。
  • メニエール病や中耳炎による内耳炎では手術療法が選択されることもあります。

患者さんへのお願い

患者さんへのお願い

めまいの治療は一様なものではありません。治療効果がすぐ現れる場合もあれば、時間のかかる治療もあります。患者さんが早期の症状の解消を期待されるのは当然のことですが、治療効果がなかなか現れない場合にあせらずに治療を続けることをお願いいたします。当院で行なう治療はいずれも科学的根拠に基づく最新でグローバル・スタンダードなものばかりです。患者さんの治療経過を反映させながら必要なことを確実に実践することこそが私どもに与えられた使命と考えています。患者さんには治療に対する正しい理解と少しの忍耐をお願いたします。

耳鳴りの専門診療

耳鳴り診療について

  皆様の耳鳴りが和らぐためにできることを・・・

耳鳴りは治療が難しいとされる病気のひとつです。小林耳鼻咽喉科内科クリニックでは、耳鳴りの新しい治療理論にもとづき耳鳴りの総合診療を実践しています。今できることを一つ一つ行うことは耳鳴りで苦しんでいる皆様の苦痛を和らげることにつながります。

耳鳴り専門外来受診案内

手順1 診療の電話予約

診療の予約を小林耳鼻咽喉科内科クリニック受付でお取りください。

電話予約:03-3712-4970

  予約受付時間

【月・火・木・金曜日】午前9時から12時30分 午後3時30分から6時30分
【水曜日】午後3時30分から午後6時30分                                                【土曜日】午前9時00分から12時30分 
耳鳴り専門診療は水曜午前を除く月~土曜日に行なっています。土曜日は午前中のみです。

手順2 問診票の記入

診療の前に問診票をはじめとするいくつの質問票にご記入をお願いしています。
診察を効率よく進めるためにあらかじめ問診票などを印刷され、ご記入のうえ診察日にご持参ください。

耳鳴り問診票
耳鳴りアンケート
健康調査票

手順3 診察当日

診療当日は予約時間の15分程度前にご来院ください。来院されたら受付にお申し出ください。
診察の状況により診察開始時間が多少前後することがあります。あらかじめご了承ください。
診療は原則として保険診療です。必ず保険証をご持参ください。
保険証をご持参されませんと、自費診療扱いとなります。
予約のキャンセル、変更の場合には受付にお電話をくださるようにお願いします。

患者さんの診察から得られる3つの事実

事実1 他の事に集中していると耳鳴りが気にならない

他の事に集中していると耳鳴りが気にならないのは脳が意識下で音の選択を行っているからです。

私たちの周りは音で満たされています。耳は働き者でそれらの音をすべて電気信号に変え脳に伝えます。しかし私たちは伝わってきたすべての音の電気信号を知覚するわけではありません。脳は意識下で音を選択し必要な音だけを知覚認識しています。この仕組みは音の判断機構と呼ばれています。脳が同時に処理できる情報量には限界があり、脳は優先順位の高いものを処理し、不必要なことは意識下で自動的に処理する特性があります。なにかに集中すると脳はそのことを処理することを優先させ、耳鳴りは音の判断機構で自動的に処理され耳鳴りが知覚されなくなるのです。この仕組みをうまく利用すると耳鳴りを知覚しないことが可能になります。ここに耳鳴りの治療のひとつめの鍵がありそうです。

事実2 イライラ・不安・ストレスが耳鳴りを大きくする

ライラすると耳鳴りが大きく感じるようになるのは大脳辺縁系の働きによるものです。

音の判断機構は大脳辺縁系の海馬と呼ばれる部位にあると考えられています。海馬は記憶の中枢で、私たちは過去の記憶をもとに音の判断をしています。大脳辺縁系は同時に感情の中枢でもあります。耳鳴りに対する音の判断が大脳辺縁系を介してイライラや不安などの感情を生み出します。逆にイライラ・ストレスは大脳辺縁系を介して音の判断機構に影響を与え耳鳴りを大きく感じさせるようになります。耳鳴りが不快なものに感じるのは大脳辺縁系の働きと深く関係しています。大脳辺縁系の働きをコントロールすることが耳鳴りの治療のふたつめの鍵です。

事実3 人によって耳鳴りの気になり方に差がある。

耳鳴りの気になり方に個人差があるのは大脳辺縁系が心身の相関に深くかかわっているからです。

記憶と感情の中枢である大脳辺縁系は自律神経系の中枢と深く関係しています。このため私たちは過去の出来事を思い出し(記憶)、腹を立て(感情)、心臓がどきどきする(自律神経症状)のです。大脳辺縁系は心(記憶・感情)と体(自律神経系)の相関に深くかかわっています。記憶や感情に個人差があるのは当然のことです。また自律神経系の働きにも個人差があることも知られています。気質・体質・性格の違いということもできます。このため大脳辺縁系が重要な役割を果たす耳鳴りの症状発現が患者さん一人一人で異なってくるのです。

耳鳴り理論

新しい耳鳴り理論1

新しい耳鳴り理論①

内耳は音を電気信号に変換し大脳皮質へ伝えます(図のA)。しかし、すべての音を知覚認識するわけではありません(図のB)。

この現象には音の判断機構が深く関係しています。音の判断機構が必要でない音(Neutral)と判断すると意識下で音が処理され、音は大脳皮質に到達しません。

音の判断機構は記憶の中枢である大脳辺縁系と連携し(図のD)、過去の記憶をもとに伝わってきた音を処理します。必要な音(Positive)と判断すると音は大脳皮質へ伝わり知覚認識されます。必要でない音(Neutral)と判断すると音は大脳皮質へ伝わらず知覚認識されません。

新しい耳鳴り理論2

新しい耳鳴り理論②

耳鳴りの場合、聴こえの仕組みの中に耳鳴発生機構が存在します。ここから耳鳴り信号が発生します。
この信号は聴こえの神経経路を伝わることになります。このとき音の判断機構が耳鳴りを未知な音危険な音・不快な音(Negarive)と判断すると音は増幅され大脳皮質に伝わることになります。耳鳴りの患者さんが耳鳴りを大きく感じる時にはこのような現象が起きていると推測されています。

新しい耳鳴り理論3

新しい耳鳴り理論③

音の判断機構は大脳辺縁系と連携して音の処理を行っています。(図のD)辺縁系は記憶以外に情動(感情)を作り出す中枢です。
耳鳴りがNegativeと判断されると辺縁系で情動のスイッチが入り不安・苛立ち・緊張などの感情が起こることになります。
耳鳴りが強いとイライラしたりするのはこのためです。
大脳辺縁系は自律神経系の中枢である視床下部と深いつながりがあります(図のE)。
耳鳴りが強くなると大脳辺縁系を介して視床下部に働き、動悸・冷汗・息切れなどの自律神経症状が起こります。
逆にイライラや自律神経症状が起こると大脳辺縁系を介して音の判断機構に影響し耳鳴りが大きくなるということがおこります。

新しい耳鳴り理論4

新しい耳鳴り理論④

耳鳴りの理論に基づいた治療を考えると
①耳鳴り信号を音の判断機構がNeutralと判断するようにし耳鳴りを和らげる
②大脳辺縁系の働きを調節し不安・苛立ち・緊張などの情動反応を和らげる
③自律神経系の反応をコントロールする
が重要であると推測されます。

当院の耳鳴り治療

小林耳鼻咽喉科内科クリニックの新しい耳鳴り治療をお受けになってみませんか

当クリニックの耳鳴り診療は

 1  新しい耳鳴りの理論に基づいています

 2  音響心理学的治療を導入しています

 3  耳鳴りの総合診療をめざしています

薬物療法ばかりでない小林耳鼻咽喉科内科クリニックの耳鳴り総合診療をぜひ体験なさってください。

音響心理学的治療

音響心理学的治療とは外部から特定の音を一定の方法で聞くことで耳鳴りの苦痛を和らげる治療法です。

外部の音を用いることにより耳鳴りの苦痛を和らげる治療が音響心理学的治療です。耳鳴りの理論に基づいたマスカー療法TRT療法といったものから、補聴器の活用、日常生活の中で自分に好ましい音を聞き取ることなど様々な方法があります。この治療法の目的は外部からのバックグラウンドの音を大きくし、耳鳴りの音とバックグラウンドの音の比率を変化させ、耳鳴りの音を変化させることです。
患者さんに適した音響心理学的治療方法を選択することが大切です。

マスカー療法

マスカー療法は1977年米国のVernonによって考案された治療法です。マスカー治療器を用いて外部から耳鳴りのある耳にバンド・ノイズを流します。耳鳴が消える大きさで聞き耳鳴りを遮蔽させます。耳鳴を遮蔽させ、耳鳴りをコントロールすることができます。このことは耳鳴によるストレスや不安感を軽減させます。これがマスカー療法の特長です。具体的には1~2時間マスカー療法を行います。この間耳鳴は遮蔽され耳鳴りがコントロールされます。マスカ―終了後、耳鳴りが消失あるいは減弱していることが少なくありません。これを後効果といいます。後効果の出現率は60~70%です。その強さは患者さんによって様々です。後効果が強いほどマスカー療法が効果的ということになります。現在、日本製のマスカー治療器は製造が中止されており、外国製のものも手に入りにくい状況にありますが、当院では独自の耳鳴りマスカーを開発して治療に用いています。
当院でマスカー療法を行った409例のデータでは マスカー療法の後効果は消失39%、減弱35%でした。

TRT療法

TRT療法は1980年代後半Jastreboffによって考案された治療法です。サウンドジェネレーターと呼ばれる補聴器のような専用治療器を用いて外部からホワイトノイズを聞くことによって治療を行います。サウンドジェネレーターは補聴器メーカーから発売されています。TRT療法では聞かせる音を耳鳴りより小さくします。治療中耳鳴りとジェネレーターの音の両方が聞こえています。二つの音の対比を感覚することで耳鳴りに対する慣れの現象(順応)を促進させることがこの治療のゴールです。このとき患者さんは耳鳴りはあるが、ほとんど気にならないという状態になります。耳鳴りに対する慣れの現象は複雑な脳の神経心理学的な過程です。単にジェネレーターの音を聞くだけでなくJastreboffによって考えられた耳鳴りの発生理論に基づいたカウンセリングを併用することが必要です。
順応の現象は短時間で起こるものではなく、治療は長期にわたるのが一般的です。その一方で治療効果は長期にわたって持続するものと考えられています。

  マスカー療法とTRT療法の比較


マスカー療法TRT療法
使用ノイズ主にバンドノイズワイドバンドノイズ
ノイズの周波数耳鳴りと同じ周波数効果に無関係
ノイズの大きさ耳鳴りが消える大きさ耳鳴りが消えない大きさ
使用時間2~3時間6時間以上
効果の原理遮蔽効果、後抑制順応
作用部位比較的末梢
効果の発現即効的数ヶ月が必要
効果の持続比較的短い永続的
不適応耳鳴りが遮蔽できない場合、音過敏特になし

マスカー療法とTRT療法は一般的には異なる機序による治療法とされていますが、実際には似通った効果をもたらすもことも多く、当クリニックでは互いに補う関係にあるものと考えています。マスカー療法からTRT療法へ段階的に進めていくのが現実的です。

補聴器の活用

耳鳴りに対する補聴器の活用

補聴器を装用すると様々な音が耳に入ってきます。それにより、全体の音の中で耳鳴りの比率が小さくなります。
耳鳴りが全体の音の中に紛れ込んで耳鳴りを知覚しにくい状態になり,、耳鳴りが気にならなくなるなります。
難聴のある患者さんに勧められる方法です。 小林耳鼻咽喉科内科クリニックでは補聴器の専門外来を設置しています。ぜひご活用ください。

耳鳴りを克服するための3つのステップ

薬物療法だけに頼るのではなく総合的な面から耳鳴りを見直してください。

耳鳴りの治療法には様々なものがありますが、薬物療法だけでなく患者さんに適した治療法を組み合わせて総合的に治療することが大切です。小林耳鼻咽喉科内科クリニックの耳鳴り総合治療は3つの段階(ステップ)から成り立っています。この耳鳴りを克服するための3つのステップには、正確な診断のもとに薬物療法、音響心理学的治療、認知療法、ストレスマネージメントなど様々な治療法が統合的に含まれています

第1段階:耳鳴りの正確な診断を行うステップ

耳鳴りの原因は様々で耳鳴りの診療第1段階は正確な原因診断です。定型的な検査だけでなく、耳鳴検査や耳鳴りの生活への影響・心理的背景・生活習慣など患者さんの持つ問題点を総合的に把握することも含まれます。

第2段階:原因疾患に対する治療を行うステップ

耳鳴りの原因が判明し、それに対する治療法がある場合には、それを第一に行います。治療法が確立されていない耳疾患による場合は一般的な薬物療法が選択されます。

第3段階:総合的な耳鳴り治療を行うステップ

原因のはっきりしない耳鳴りや一般的な薬物療法が効果がない耳鳴りに対して総合的な耳鳴り治療を行う段階です。

耳鳴りの治療に用いられる薬剤

①内耳機能の改善を期待する薬剤 

耳鳴の多くは内耳性難聴と関わりが強くあります。まず内耳機能の回復する薬剤が用いられます。

⇒詳しくはこちら

②耳鳴そのものを抑制する薬剤

内耳機能の改善が期待できない場合耳鳴をなんらかの形で抑制することを目的として用いられます。

詳しくはこちら

③精神安定を促す薬剤

耳鳴りはストレスや疲労により悪化することが多く、それらを和らげるために用います。

詳しくはこちら

特殊な薬物療法にキシロカイン静注療法があります。

認知療法

2つの耳鳴りの臨床的事実から認知行動療法が耳鳴りの治療に有効と考えられています。

 1  患者さんに苦痛なのは耳鳴りそのもでなく、耳鳴りがもたらす睡眠障害、ストレス、不安感などの症状である。

 2  症状は耳鳴りを認知する歪みすなわち誤って理解することによっておこる。

認知行動療法は認知の歪みをもとに戻す問題解決型の治療です。耳鳴りの患者さんが現在抱えている問題を患者さんと治療にあたる医師が正しく理解し、その解決の道を見つけることが治療法のゴールです。解決すべき問題が具体的であるほど治療は効果的になります。問題の解決のための手段は様々です。音響心理学的治療やストレス・マネージメントもふくまれます。認知行動療法の具体的なイメージは捉えにくいかと思います。ぜひ当院の耳鳴りに対する認知行動療法を体験なさってください。

ストレスへの対処

手順2 問診票の記入

耳鳴りを和らげるためのストレスマネージメント

耳鳴りを悪化させる最大のものにストレスや疲労があることがわかっています。ストレスマネージメントは耳鳴り治療の重要な手段です。様々なストレス・マネージメントやリラクセーションがありますが、中には効果の信頼性が疑問なものもあります。
当院では数あるストレス・マネージメントの中から①自律訓練法②マインドフルネス③ストレッチング④誘導視覚化法⑤呼吸訓練法などを中心に耳鳴りのストレス・マーネジメントを行っています。これらはいずれもの効果が科学的に実証されており、誰でもが行うことができる利点があります。通院で指導するばかりでなく、家庭で実践するための工夫も考案されています。

ぜひ当院でのストレス・マネージメントを耳鳴り治療にお役立てください。

耳鳴り治療の6か条

第1条 「気のせいだろう」、「そのうち治るだろう」は禁物

初期の耳鳴であることは耳鳴の治療の成功の鍵のひとつ。初期の耳鳴が小さいときこそ大切。
「気のせいだろう」、「そのうち治るだろう」と放置せず専門医の診断を。そこから耳鳴の治療が開ける。

第2条 耳鳴の原因ははっきりしましたか?

耳鳴は原因によって治療が異なる。原因のはっきりしない耳鳴には治療に工夫が必要。
従って、きちんとした診断が耳鳴り治療の第一歩。

第3条 耳鳴の苦痛をきちんと担当医に伝えましょう。

耳鳴の治療とは耳鳴の苦痛を和らげることに他ならず。苦痛の状態が治療を左右する。
従って、耳鳴の苦痛をきちんと把握して、担当医に伝えることは耳鳴治療の第二歩。

第4条 治療の目標を正しく理解していますか?

耳鳴治療のゴールを理解しないと治療は進まない。治療を受ける患者さんはもちろん医師の側もきちんと理解しよう。
医師と患者の考える治療の目標に差があることは治療の大きな妨げ。いわゆるインフォムド・コンセント。

第5条 耳鳴治療の科学的根拠を理解していますか?

耳鳴の治療は民間療法の百花繚乱。だからこそ、科学的根拠に基づく治療が求められる。
これから受ける治療の科学的根拠を理解したか。

第6条 耳鳴治療は step by step。

耳鳴が治りにくいことには様々な要因がある。それらを一つ一つ解決しよう。急がず・あせらず・確実に。