エビデンスに基づく治療

当院での治療の指標 〇当院で行うのが基本の治療 △患者により当院で行う治療 ▲当院では行わないのが基本の治療 ✖当院では行わない治療

エビデンスに基づく治療の推奨度の評価は各疾患の治療ガイドラインで評価法が異なります。各疾患の冒頭に評価法を掲げました。参考にしてください。

メニエール病のエビデンスにもとづく治療


エビデンスに基づく推奨の強さ基準
1A効果が得られる根拠のレベルは高く、行うことを非常に強く推奨する
1B効果が得られる根拠のレベルは十分でないことを理解したうえで、行うことを推奨する
1C効果が得られる根拠が不足していることを理解したうえで、行うことを推奨する
1D効果が得られる根拠が不確実であることを理解したうえで、行うことを推奨する
2治療のエビデンスのレベルにかかわらず提案する治療

エビデンスに基づく推奨の強さ当院での治療
メニエール病に対する抗めまい薬の投与
短期間(3か月以内)のベタヒスチン投与      1A〇
長期間のベタヒスチン投与2△
3週間以内のジフェニドールの投与2△

エビデンスに基づく推奨の強さ当院での治療
メニエール病に対する浸透圧利尿薬の投与
メニエール病のめまいに対する浸透圧利尿薬の投与1B〇
メニエール病の耳鳴・難聴に対する浸透圧利尿薬の投与2△

エビデンスに基づく推奨の強さ当院での治療
メニエール病に対する抗不安薬・抗うつ薬投与    2△
メニエール病に対するビタミンB12の投与 2▲
メニエール病に対する漢方薬の投与 2△
メニエール病に対する抗ウイルス薬の投与をしない。 1B✖

エビデンスに基づく推奨の強さ当院での治療
メニエール病に対する中耳加圧療法
メニエール病のめまいに対する中耳加圧療法1B〇
メニエール病の耳鳴・難聴に対する中耳加圧療法を行わない。1B▲

エビデンスに基づく推奨の強さ当院での治療
メニエール病に対する内リンパ嚢開放術      2△

エビデンスに基づく推奨の強さ当院での治療
メニエール病に対する選択的選択的前庭機能破壊術      

メニエール病に対するゲンタマイシン鼓室内注入療法      2△
メニエール病に対する前庭神経切断術      2▲

エビデンスに基づく推奨の強さ当院での治療
メニエール病に対するステロイド投与      

メニエール病の聴力低下に対するステロイドの全身投与      2△
メニエール病に対するステロイド鼓室内投与      

メニエール病のめまいに対するステロイド鼓室内投与      2△
メニエール病の難聴に対するステロイド鼓室内投与      2△

エビデンスに基づく推奨の強さ当院での治療
メニエール病に対する生活指導      1C〇
メニエール病に対する心理療法     2△
メニエール病に対する前庭リハビリテーション     2△

良性発作性頭位めまい(BPPV)のエビデンスにもとづく治療


エビデンスに基づく推奨の強さ基準
A行うよう強く勧められる
B行うよう勧められる
C1行うことを考慮してよいが、十分な科学的根拠がない
C2効果が得られる科学的根拠がないので、勧められない
D行わないように勧められる

推奨の強さ当院での治療
後半規管型BPPVに対する耳石置換法

後半規管型BPPVに対する耳石置換法A〇
一日に繰り返し行う耳石置換法     C1△
耳石置換法に乳突部バイブレーションの併用C1▲
耳石置換後の頭部の運動制限C2✖

推奨の強さ当院での治療
外側半規管型BPPVに対する耳石置換法

外側半規管型BPPV(半規管結石症)に対する耳石置換法B〇
外側半規管型BPPV(クプラ結石症)に対する耳石置換法A〇

推奨の強さ当院での治療
治療なしでのBPPVの自然経過

発症1週間までの後半規管型BPPVの無治療での経過観察B△
発症1週間の無治療での経過観察で治癒しない後半規管型BPPVでの耳石置換法の検討B△
耳石置換法施行困難な外側半規管型BPPVでの無治療での経過観察B△

推奨の強さ当院での治療
その他のBPPVに関するエビデンス

BPPV発症のリスクファクターには女性・血清ビタミンD値の低下・骨粗鬆症・片頭痛・頭部外傷・総コレステロール高値がある。B△
BPPV再発のリスクファクターには女性・高血圧・糖尿病・血清ビタミンD値の低下などが推定されている。C1△
BPPVに対する半規管遮断術C1✖
血清ビタミンD値の低下している症例に対する再発予防のためのビタミンDの投与C1△
耳石置換法後のベタヒスチン・前庭抑制薬・抗不安薬の投与
C1△

前庭神経炎のエビデンスにもとづく治療


エビデンスに基づく推奨の強さ基準
A行うよう強く勧められる
B行うよう勧められる
C1行うことを考慮してよいが、十分な科学的根拠がない
C2効果が得られる科学的根拠がないので、勧められない
D行わないように勧められる

推奨の強さ当院での治療
前庭神経炎に対する治療

急性期の前庭神経炎に対するベタヒスチンの投与C1△
急性期の前庭神経炎の悪心、嘔吐に対するジフェニドールの投与B〇
急性期の前庭神経炎に対するステロイドの投与C1△
急性期の前庭神経炎に対する抗ウイルス薬の投与D✖
慢性期の前庭神経炎に対するベタヒスチンの投与C1△
慢性期の前庭神経炎に対するベタヒスチン以外の抗めまい薬の投与C1△
慢性期の前庭神経炎に対する前庭リハビリテーション(平衡訓練)A〇

耳鳴のエビデンスにもとづく治療


エビデンスに基づく推奨の強さ基準
1A行うことを強く強く推奨する
1B行うことを弱く推奨する(提案する)
2C行うことを条件付きで推奨する(十分な科学的根拠がない)
2D科学的根拠がなく行わないことを推奨する(勧められない)
D行わないように勧められる

推奨の強さ当院での治療
耳鳴の診断

耳鳴りアンケート(Tinnitus Handicap Inventory)による耳鳴の自覚症状の評価
1B〇
標準純音聴力検査・標準耳鳴検査による耳鳴の客観的評価1B〇
耳鳴の状態に影響を与えるうつ状態の評価2C△
拍動性耳鳴や片側性難聴に伴う耳鳴に対する画像検査による診断2C△

以下準備中