発熱外来

新型コロナ感染症の流行拡大とともに発熱などの感冒症状をもつ患者さんは一般患者との接触を避けた外来診察を行う必要があります。当院は東京都「感染症診療協力医療機関」の指定を受け新型コロナウイルスに対する抗原定量検査をはじめ適切な診療を実施しています。発熱外来で扱う疾患は新型コロナ感染症ばかりではありません。インフルエンザ・感冒・急性鼻炎・咽頭炎・扁桃炎など発熱や咽頭痛・鼻漏をきたす疾患も診察いたします。

当院発熱外来からのお知らせ

発熱外来は完全予約制です

感染対策として発熱や感冒症状のある患者は一般患者と診察を分けて行う必要があります。診察を完全予約制で行っています。受付にお電話をいただき予約をお取りください。予約時に受診の要領をお知らせいたします。金曜日ならびに土曜日は入院管病棟体制の状況で新型コロナ感染症の検査が行えないことがあります。あらかじめご了承ください。

診察の手順

診察の手順

インフルエンザ迅速診断の所要時間15分程度。抗原定量検査の所要時間1~2時間程度。

新型コロナワクチン接種

新型コロナワクチン接種(オミクロンXXB株1価ワクチン)を行っています。

当院でも新型コロナワクチン個別接種を行っています。

令和5年10月以降の接種

  • ワクチン接種は無料です。
  • ワクチン接種には接種券が必要です。
  • 生後6か月以上の方ならどなたでも接種できますが、当院では12歳以上の方の接種を行っています。
  • 接種は原則予約制ですが、予約なしで当日接種が可能な。電話予約をお願いします。
  • 2023年05月10月より接種を開始いたします。
  • 当院ではファイザー社のオミクロン株(XXB株1価)対応ワクチンで接種を行っています。

コロナワクチン接種の効果を確認したい。

コロナワクチン接種によって体内にコロナウイルスに対する抗体が産生される。

ワクチン接種によって体内にIgG-S抗体が産生されるようになります。この抗体は中和抗体ともよばれ、体内のコロナウイルスと結合しウイルスの増殖を抑えるとされ、予防効果が発揮されるようになります。中和抗体価とコロナの発症予防効果は相関することが確認されています

予防効果をもたらす中和抗体(IgG-S抗体)は血液検査で測定することができる。

中和抗体価(IgG-S抗体)とコロナの発症予防効果は相関することが確認されています。ワクチン接種で体内に産生される抗体価が高いほど予防効果が高いと考えられます。血液検査で中和抗体(IgG-S抗体)測定することができます。当院では最新の抗体測定装置を導入し抗体価の測定を行っています。

ワクチン接種後中和抗体は増加するが一定期間後には減少する。

わが国では国民の7割程度の方がコロナワクチンの3回接種を終えています。3回接種を受けた方の中和抗体価の変化の研究データでは、2回目ワクチン接種1週間目で抗体価が最も高くなり(ブースター効果といいます)、その後4週以後経時的に低下しています。さらに、8か月後には大きく減少し予防効果が期待できない程度になっています。しかし、3回目ワクチン接種により抗体価上昇がみられ、 2回目接種 4週より3回目接種 4週の方が高くなっています。このようにワクチン接種により中和抗体価が上昇しますが、それは一定期間で減少してしまいます。

中和抗体の測定しワクチンの効果を確認することをおすすめします。

今後も新型コロナ感染症は流行を繰り返すものと考えられます。流行に伴い、事前のワクチン接種が重要となります。ワクチン接種のタイミングを判断するのに中和抗体の測定が有用と考えられます。中和抗体(IgG-S抗体)の測定をおすすめします。